
アムステルダムとパリ — 直通列車で行く二つの首都、7日間
- 7日間、2都市
- バランスの良いペース
- 1日あたり徒歩約40分
ひとつの旅として無理なく扱えるほど近い二つの首都です。直通のEurostarがAmsterdam CentraalとParis Gare du Nordを3時間強で結び、中心街から中心街へ——同じ距離を飛行機で移動しても速くならない、あの空港での待ち時間が一切かかりません。まずはアムステルダムから——環状に広がる運河、同じ広場の一角にあるRijksmuseumとゴッホ美術館、そして一家族が2年間身を隠した部屋部屋を巡ります。続いてパリへ——歩くことがそのまま報われる街の規模です。両都市とも一日一地区ずつ巡り、すべてのスポットは人が確認済みの場所から選ばれ、保存すればプランはオフラインで開けます。
日ごとの行程
1日目Museumkwartier & Vondelpark — 美術館の一日アムステルダム、7スポット
芝生の広場を囲むように3つの主要な美術館とコンサートホールが並び、裏手には街最大の公園が広がる——ある建物ではオランダ黄金時代、隣の建物ではゴッホ自身の筆致、そして広場の向かいでは現代美術に出会える。
- 08:00朝食 Cobra Café
Museumplein沿いにある1階のランチカフェで、毎日10:30〜19:00営業——広場を出ることなくRijksmuseumとゴッホ美術館の間でひと休みするのに最も手軽な場所。1999年にCoBrA芸術運動にちなんで創業し、店内はCoBrAのアーティストであるカレル・アペルとコルネイユが手がけた家具や装飾で彩られているため、コーヒー休憩にも見どころがある。メニューはサンドイッチ、ビッタボール(bitterballen)、手切りフライドポテト、アップルパイなど。チキンアボカドサンドとクラシックなチーズサンドはベジタリアン向けにもなる。ドリンクはフレッシュジュースから地元のビール、ジュネヴァ、カクテルまで幅広い。カジュアルな雰囲気で予約不要のウォークイン制——グループでも予約の必要はない。
- 08:30Vondelpark
アムステルダムで最もよく知られた公園で、美術館群からConstantijn Huygensstraat経由で徒歩数分の北東の角から入るのがここでの入口。門も入園料もなく、年中無休・24時間開放されている。園内には1937年開業の歴史ある野外劇場(夏は無料プログラムを実施)、バラ園、サギであふれる池、そして自転車で混み合う園路がある(自転車専用レーンには入らないこと——自転車が優先で、うっかりした歩行者のために止まってはくれない)。市の公式ビジターガイドには、車椅子対応の入口、移動制約者向けの設備、アクセシブルなトイレがあると記載されている。公園だけのために自転車を借りるのはやめておこう——90分ほどのループのためにレンタルの行列と格闘するより、歩くか短いトラム移動のほうが楽である。
- 10:00
Stedelijk Museum
オランダの近現代美術館で、年間365日休まず10:00〜18:00開館、最終入場は17:45。大人の入場料は22.50ユーロ、学生とCJPカード保持者は12.50ユーロ、19歳未満は無料。バスタブのような形をした2012年増築部分(アムステルダム市民は「バスタブ」と呼ぶ)は1895年建造のオリジナル棟の裏手にあり、モンドリアンやシャガールから、ウォーホルや現代オランダデザインまで幅広い企画展が入れ替わり開催される。館内にはエレベーター、車椅子対応トイレ、バリアフリーの通路があるとされ、案内デスクでは車椅子・歩行器・折りたたみ椅子を無料で貸し出している。予約なしで訪れるより、事前にオンラインで購入しておくのがおすすめ。
- 13:00Van Gogh Museum
毎日09:00〜18:00開館し、『ひまわり』や『寝室』を含む世界最大のゴッホ・コレクションを収蔵する。大人チケットは25ユーロ、18歳未満は無料だが、すべてのチケットはオンライン限定で時間指定入場が必須——当日窓口での販売は一切ないため、当日決めるのではなく、ホテルを出る前に予約を済ませておく必要がある。購入はvangoghmuseum.nlまたは美術館が指定する正規リセラーからのみ行うこと。全フロアにリフトがあり、正面入口はアクセシブル、トイレも対応済みで、事前にメールすれば車椅子や折りたたみ椅子も無料で借りられる。
- 15:15
Moco Museum
Museumplein沿いに建つ1904年建造の邸宅Villa Alsberg内にある私設の現代美術館で、バンクシー、ウォーホル、バスキア、草間彌生などを展示する——周囲の美術館より見学時間はずっと短く、1時間ほどを見ておけばよい。毎日09:00〜20:00開館。チケットはオンラインで19.95ユーロ程度から(事前予約は窓口購入よりも明らかに安く、早朝・夜間の時間帯を選ぶとさらに最大5ユーロ安くなる)。館側ははっきりと、車椅子ではアクセスできないと明言している——歴史的建造物であるこの邸宅は建物内に段差が多く、リフトもなく、保存指定建築物であるため設置もできない。必要があればスタッフが介助付きの担ぎ椅子を用意できるが、段差なしでの見学はできない。
- 17:30夕食 Café Loetje (Museumkwartier)
アムステルダムで最もよく知られたステーキサンドイッチのチェーン店の一支店——1977年にビリヤードカフェとして始まり、今では街中で名物の「ビーフステーキ(biefstukje)」で知られる。柔らかいステーキを濃厚なジュに浸し、白パン、カリッとしたフライドポテト、小さなサラダを添えたもの。Concertgebouwから南へ数分のこの店舗は広々としたテラス席があり、毎日10:00〜22:30の長時間営業でランチもディナーも提供する。店側によれば入口は車椅子でアクセス可能だが、トイレは対応していない。予約は必須ではないが、週末の夜は予約しておく価値がある——すぐに満席になり、飛び込み客のための席は確保されない。
- 18:45The Concertgebouw
世界でも屈指の音響で知られるコンサートホールで、Royal Concertgebouw Orchestraの本拠地。同名の広場に面し、美術館群からも徒歩圏内にある。決まったチケット価格というものはなく、オーケストラや室内楽プログラムのバルコニー席なら25ユーロからという掲載もあるが、プレミアム席や著名な演奏家が出る公演ではそれをはるかに上回る——具体的な日程についてはconcertgebouw.nlで確認し、金額を勝手に想定しないこと。ホール側によれば、正面入口そばに障害者用駐車スペースが7台分、貸し出し用車椅子、Recital HallとMain Hallのバルコニーへのリフトがあり、車椅子席はチケット売り場を通じて事前に予約できる。クロークでは赤外線・磁気誘導ループの聴覚補助システムも利用可能。盲導犬も歓迎される。ここは格式のある会場で、スマートカジュアルな服装と携帯電話のマナーが求められ、遅れて到着した客はプログラムの自然な区切りまで入場を待たされる。一般公開の見学時間というものはなく、公演かガイドツアーに合わせて訪れる場所なので、これを軸に一日の予定を組む前にプログラムを確認し予約しておくこと。
2日目Centrum & De Wallen周辺 — 観光の一日アムステルダム、9スポット
中世の中心部で、街で最も古い通りが残るエリア——現役の広場に面した王宮、その周りに発展した紅灯街を抱える14世紀の教会、そして人混みから2分の場所に隠れた施療院の中庭。
- 08:30
Dam
アムステルダムの歴史的な中心地で、王宮とNieuwe Kerk、そして北側に並ぶデパートや蝋人形館に囲まれている。広場東端に立つNationaal Monumentは1956年に除幕された高さ22メートルのオベリスクで、第二次世界大戦で亡くなったオランダ人を追悼している。開けた石畳の広場では大道芸人、ハト、自転車が入り混じり、デモや音楽イベント、国王の日(Koningsdag)のパーティーの定番会場にもなる。北側をトラムが横切るので、歩道から出る際は左右を確認すること。
- 09:15
Nieuwmarkt
De Waagを中心に広がる開けた広場。De Waagは1488年建造の塔付き市門で、後にギルドホールや公設の計量所として使われ、現在はレストランになっている——アムステルダムの中世の城塞のうち現存する数少ない遺構の一つである。土曜日にはオーガニックのファーマーズマーケットが立ち、広場はちょうど南側のChinatownと西側のDe Wallenの古い路地との境目に位置し、周囲を囲むテラス席は市場の屋台が片付いた後に最も賑わう。
- 10:00Hortus Botanicus Amsterdam
世界最古級の植物園の一つ(1638年創設)で、Plantage Middenlaan沿いの目立たない門の奥にひっそりと構える——毎日10:00〜17:00開園(休園は12月25日と1月1日のみ)、大人の入園料は14.75ユーロ。カード払いのみで、園側は現金は施設内のどこでも使えないとはっきり述べている。園路は砂利敷きだが車椅子でも通行でき、事前にメールすれば無料の車椅子も利用できる。Climate House(温室)は自動ドアだが、古いほうの温室は手動ドアで段差があるため、少し余裕を持って移動するか、その場でスタッフに手伝いを頼むこと。併設のカフェにはテラス裏手のスロープを通ってアクセスできるアクセシブルなトイレがある。
- 11:50
Begijnhof
14世紀にさかのぼる、壁に囲まれた施療院の中庭。在俗の女子修道会Begijnen(ベギン会)のために建てられ、今も小さな住民コミュニティが暮らしているため、声は控えめに、中央の芝生は歩かず眺めるだけにしておくこと。アムステルダムに現存する最古の木造ファサードの家(Het Houten Huys、34番地)と、English Reformed Churchに面したカトリックの隠れ礼拝堂がある。入場無料、毎日10:00〜18:00開場、休みは国王の日(4月27日)のみ。Spui側の入口門は見落としやすいので、店先の間にある何の変哲もない木製の扉を探すこと。
- 12:35昼食 In de Waag
Nieuwmarkt広場の要となる、塔を備えた15世紀の市門Sint Antoniespoortの中に作られたレストラン・カフェ。日が暮れると約300本もの本物のロウソクだけでほぼ照らされ、本当に中世さながらのディナーが味わえる。毎日11:00から営業、キッチンは11:30〜22:00稼働、前菜・メイン・デザートを揃えた終日メニューがある。最大180名までのグループ向けにシェア式の前菜・メインコースを用意することも可能。週末のディナー席は事前予約がおすすめ——キャンドルの灯りと雰囲気の良さから人気が高い。
- 13:35
Royal Palace Amsterdam
17世紀に、湿地に打ち込まれた13,659本の木の杭の上にアムステルダムの市庁舎として建てられ、現在もウィレム=アレクサンダー国王が公務で使用する迎賓用の宮殿である——国賓訪問や王室行事に使われるため開館日は年によって変動し、訪問を計画する前に宮殿自身のカレンダーを確認する価値がある。大人の入場料は13.50ユーロでオーディオガイド付き。入口はダム広場に面した右側に緩やかなスロープがあり、全階へのリフト、室内に段差はなく、1階には車椅子対応トイレがある。車椅子や杖は事前に書面で申し込めば無料で借りられ、途中で休める軽量の折りたたみ椅子も用意されている。
- 15:05Nieuwe Kerk
もはや通常の礼拝には使われておらず、代わりにオランダ王の即位式がここで行われる——直近では2013年のウィレム=アレクサンダー国王。身廊では現在、そびえ立つゴシック様式の木造天井の下で美術・歴史の企画展が入れ替わり開催されている。毎日10:00〜17:00開館、最終入場は16:30。大人の入場料は25ユーロ。完全キャッシュレス運営で、デビットカードとクレジットカードのみ、現金は一切受け付けない。すべての展示室と施設は車椅子で利用でき、地下階の't Nieuwe Kaféのトイレへはリフトで下りられる。4月27日、5月3〜5日、5月28日、7月8日、12月25日、1月1日は休館なので、これらの日程に訪問を当て込まないこと。
- 16:20Oude Kerk
1306年に献堂された、アムステルダムに現存する最古の建物。そびえ立つ木造天井、彫刻が施された中世のミゼリコルド(僧坐席)、そして歴史ある建物に織り込まれた現代美術のインスタレーションがあり、博物館として見学できるだけでなく今も現役の教会である。月曜〜土曜10:00〜18:00、日曜13:00〜17:30開館。通常入場料は14.50ユーロ、塔が稼働している季節(おおむね4月下旬〜10月)には教会と塔のセット券が22ユーロ。完全キャッシュレスの施設で、デビットカード・クレジットカード・電子決済のみ利用可能。外の広場は日中は観光客で埋まり、日が暮れると現役の紅灯街の中心地となる——避けるべき場所ではなく、街の日常として機能し続けているエリアである。
- 17:30夕食 De Drie Fleschjes
1650年以来、樽から直接注ぐジュネヴァとBolsのリキュールで知られる、アムステルダム最古のテイスティングルーム。Nieuwe Kerkのすぐ裏手にある。定番の注文はkopstootje——注いだばかりのビールに小さなジュネヴァのグラスを添えたもの——で、お気に入りが決まっていなければスタッフがjong(若い)とoud(古い)の違いやフルーツ風味など、スタイルの説明をしてくれる。アムステルダムに残る唯一の稼働するドリンクオルガンも今なお現役で、50樽仕掛けの機械仕掛けの逸品なので、動くところを見せてもらう価値がある。オリーブ、ペパデュー、バンデリージャ、ナッツといったベジタリアン向けのおつまみも、定番のオランダ風ビッターガルニチュールの盛り合わせと並んで用意されている。営業時間は日曜15:00〜19:00、月曜〜土曜14:00〜20:30。
3日目Grachtengordel & Jordaan周辺 — 観光の一日アムステルダム、9スポット
17世紀の運河リングと、その隣にあった労働者階級の街区——今では街で最も写真に撮られる通りとなった。ある一家が2年間身を隠した家、上まで登れる教会の塔、そして運河の間に広がる9本の小さなショッピング横丁が並ぶ。
- 08:00朝食 Winkel 43
アムステルダムで「世界一」とも称されるアップルパイと言えばこのカフェ、というほど知られた店で、Noordermarktの角に立ち、日当たりの良いテラス席は市場が開く朝にはすぐ埋まってしまう。朝食とランチはおおむね8:00〜15:00——クロワッサンは4.50ユーロから、ビッタボール(bitterballen)の盛り合わせは15ユーロ——キッチンは夜まで営業を続け、サンドイッチに加えてオッセンウォルスト(ossenworst)などオランダの定番料理も出す。ヴィーガン向けビッタボールの盛り合わせ(6個、8ユーロ)とベジタリアン向けクラブサンドイッチも定番メニューにあり、伝統色の強いこのエリアでは貴重な選択肢。隣で開かれる月曜のフリーマーケットや土曜のファーマーズマーケットと組み合わせるのがおすすめ。
- 09:00Noordermarkt
Noorderkerkの前に広がる広場で、まったく性格の異なる2つの市場に姿を変える——月曜朝(9:00〜14:00)はヴィンテージの衣類や生地、本、中古雑貨を扱うフリーマーケット、土曜(9:00〜16:00)は職人パンやオランダ産チーズ、オリーブ、フレッシュジュースを扱うオーガニックのファーマーズマーケットで、屋台は周辺の通りにまであふれる。それ以外の時間帯は、カフェが並ぶ静かなJordaanの一角に過ぎないので、市場が目当てなら月曜か土曜の朝に時間を合わせること。
- 10:15
Brouwersgracht
かつては醸造業者の倉庫群のための現役の港だったが、今では運河リングの中で最も静かで最も写真に撮られる一角——ハウスボートが隙間なく係留され、両岸には倉庫を改装した破風屋根の建物が並び、数百メートルごとに4本の運河が交わる橋がかかる。単なる立ち寄りスポットとしてではなく、ゆっくり歩いてこそ良さがわかる場所。BrouwersgrachtがPrinsengrachtと交わる角は定番の絵葉書アングルで、特に早朝や夕方の柔らかな光の中がおすすめ。
- 10:50Anne Frank House
アンネ・フランクの家は、ドイツ占領下でアンネ・フランクを含む8人が2年間身を隠していた運河沿いの家で、回転式本棚の奥は当時の姿がほぼそのまま保存されている。チケットは毎週火曜日10:00(中央ヨーロッパ夏時間)に発売され、ちょうど6週間後の日付分が販売される。当日券の販売は一切なく、特定の日程にこだわるなら発売の瞬間に予約すること——博物館自身が、これは街で最も狭き門のチケットだと述べている。オンライン決済は銀行振込かクレジットカード。毎日9:00〜22:00開館だが、年間を通じて数日の休館日があり(国王の日やヨム・キプルなど)、日程を確定する前にカレンダーを確認すること。建物内には急で狭い階段があり、入口には大きな段差があって完全なバリアフリーではない。移動に制約のある人は予約前に博物館自身のアクセシビリティページを読んでおくこと。
- 12:20昼食 Café 't Smalle
本物の「ブラウンカフェ(brown café)」——その名は何十年も紫煙で染まった壁と天井に由来する——Egelantiersgracht沿いにあり、1780年からジュネヴァ蒸留所のテイスティングハウスとして営業し、今では地元に根付いた一軒として親しまれている。小さな水辺のテラス席が席待ちの列ができる理由——キッチンはサンドイッチや軽食のみなので、しっかりした食事の場としてではなく、ビールやビッタボール(bitterbal)を頼んで運河を眺めるのがおすすめ。営業開始は月曜〜木曜14:00、金曜13:00、週末は正午から。ほとんどの夜は深夜0時を過ぎても開いている(日曜のみ23:00まで)。Jordaanの名物店で、夕方早い時間には立ち見状態になることも珍しくない。
- 13:20
Homomonument
Westermarktの敷石に埋め込まれた、つながり合う3つのピンク花崗岩の三角形。1987年に、性的指向を理由に迫害された人々を追悼する世界初の公共モニュメントとして除幕された——一つの三角形はアンネ・フランクの家の方向を、一つはオランダの同性愛者権利運動のかつての本部の方向を、そして一つは街の広がりの方向を指している。常時開放・入場無料で、日常の待ち合わせ場所であると同時に、追悼記念日やPrideの行事の会場にもなる。上段は車椅子で問題なくアクセスできるが、一番低い三角形へはスロープではなく階段を使う必要があり、モニュメント自体が交通の行き交う開けた場所にあるため、近くを通るトラムや自転車に注意すること。
- 13:50
The Nine Streets
Berenstraat、Wolvenstraat、Oude Spiegelstraat、Runstraatなど、RaadhuisstraatとLeidsegrachtの間で3本の主要な運河を横切るように延びる9本の短い横丁。チェーン店ではなく、独立系のブティック、ヴィンテージショップ、コンセプトストア、小さなカフェが集まっている。単なる立ち寄りスポットとして訪れるより、決まった計画なしにぶらぶら歩くほうが楽しめるエリア。営業時間は店によって異なるため、どの店であっても決めつけずに開店時間を確かめておく価値がある。観光客向けというより、今も地元らしさが残るアムステルダムの数少ないショッピングエリアの一つ。
- 15:35A'DAM Lookout
展望デッキはA'DAM Towerの屋上にあり、Centraal Stationの裏手から無料フェリー(Buiksloterweg線)でわずか3分。het IJ、駅、旧市街のスカイラインを360度見渡せる。開館時間は月曜〜木曜11:00〜19:00(最終入場18:00)、金曜〜日曜11:00〜21:00(最終入場20:00)。タワーはカードのみで現金は使えない。ヨーロッパ最高所とうたわれるオプションのブランコ「Over The Edge」は、入場料(およそ16.50〜19ユーロ)に加えて別料金がかかる。展望デッキまでのルート途中には急な階段が続く区間があり、施設側も移動に制約のある来場者には対応が難しいと明言しているため、グループにとって重要であれば事前に考慮しておくこと。
- 17:30夕食 Pllek
NDSM-werfのhet IJに面した人工ビーチにある、コンテナを改装したホールを利用した大きくくつろいだ雰囲気のレストラン・バー——キッチンは毎日09:30から営業し22:00までオープン(バー自体はもっと遅くまで営業し、週末は01:00〜02:00まで)。メニューの少なくとも4分の3はベジタリアンで、その多くがヴィーガン対応——地元産の野菜が中心で、魚や肉は持続可能な調達によるごく少量のみ。支払いはカードのみ——PIN、Amex、Visa、Mastercardに対応、現金は使えない。NDSMフェリー(Centraal裏手からおよそ15分)でアクセスするか、het IJのこちら側に来ていれば徒歩や自転車でも近い。砂浜のデッキチェアは、その年最初の晴れた週末にはすぐ埋まってしまう。
4日目Île de la Cité & Latin Quarter — 歴史散歩の一日パリ、6スポット
セーヌ川に浮かぶ二つの島には、再建されたノートルダム大聖堂の尖塔とサント・シャペルのステンドグラスが抱かれ、左岸の市場が並ぶ急な小径はパンテオンのドームを過ぎ、ムフタール通りのクレープ屋台とソルボンヌ最古の書店街へと続く。
- 07:30宿をチェックアウト
- 07:47飛行機
- 11:00宿に荷物を預ける
- 11:30
Notre-Dame Cathedral
2019年の火災から5年に及ぶ修復を経て、2024年12月に再開したノートルダム大聖堂。石壁とステンドグラスは、ここ数世代で最も明るく蘇った。入場は無料だが、オンラインまたは当日現地で日時指定の予約が必要——朝早くに訪れるか、22時まで開いている木曜の夜がおすすめ。
- 12:45昼食 Au P'tit Grec
1981年からムフタール通りで大ぶりなガレット(そば粉のクレープ)を焼き続ける窓口販売の店——フェタチーズとなすの組み合わせや、定番のハム・卵・チーズを試したい。片手で食べられるよう厚めに折りたたんでくれるので、そのまま市場通りを歩きながら味わえる。現金のみ、日が暮れると短い行列ができることが多い。
- 13:45
Sainte-Chapelle
1000を超える聖書の場面を描いた15枚の巨大なステンドグラス窓が、上部礼拝堂を宝石のような光で包み込む——晴れた日の午前中が特に美しい。事前に時間指定の予約を。礼拝堂は現役の裁判所であるパリ司法宮の敷地内にあるため、来館者は全員、空港並みのセキュリティチェックを通過する必要がある。
- 14:45Musée de Cluny (National Museum of the Middle Ages)
専用に設計された円形展示室に「貴婦人と一角獣」のタペストリー6枚を収蔵するほか、中世の館に組み込まれたガロ・ロマン様式の冷浴室(フリギダリウム)——フランスに現存する最も保存状態の良いローマ浴場のひとつ——も見どころ。月曜休館。チケット売り場は17時30分に閉まるが、展示室自体は18時15分まで開いており、毎月第1・第3木曜は21時まで開館。通常料金は12ユーロ(毎月第1日曜と18歳未満は無料)。冷浴室は2026年7〜8月に展示替えのため数週間休室予定——その展示室が目当ての場合は事前に確認を。
- 16:30
Panthéon
ヴォルテール、ルソー、キュリー夫人、ユゴーが眠る地下納骨堂は、スフロ設計の新古典様式ドームの下、急な螺旋階段か荘厳な大階段を通ってたどり着く——いずれも車椅子には不向き。屋上の柱廊からの眺望は現在修復工事のため閉鎖中だが、身廊と納骨堂だけでも訪れる価値がある。
- 18:00夕食 Brasserie Balzar
ソルボンヌから数歩のアール・ヌーヴォー様式のブラッスリーで、1894年から毎日営業を続けている——シュークルート(25ユーロから)やグリルしたアントルコート(26ユーロから)を頼みたい。ぶっきらぼうながらもどこか温かみのある名物ウェイターとのやり取りも体験の一部だ。週7日、8時から23時45分まで通し営業しているため、通常のフランス式ランチ・ディナーの時間帯を外れても頼りになる。ベジタリアンプレート(15ユーロ)もメニューにあるが、豚肉や加工肉を中心とした正統派アルザス・ブラッスリー料理のため選択肢は限られる。特にディナーと週末は事前予約を。
5日目Eiffel Tower & Trocadéro — 観光の一日パリ、7スポット
エッフェル塔はシャン・ド・マルス公園の広い芝生からまっすぐにそびえ立ち、セーヌ川を挟んだ向こう側では、トロカデロのテラスとシャイヨー宮の弧を描く二つの翼が、誰もが目指す絵はがきさながらの絶景を演出する。
- 09:00
Eiffel Tower
シャン・ド・マルス公園からまっすぐそびえ立つ、高さ330メートルの鉄の塔。エレベーターで最上階まで上がるか、階段で2階まで登って市街のスカイラインを一望できる。繁忙期は当日券が完売することも多いため、オンラインで時間指定チケットを早めに予約したい。1階と2階はエレベーターで車椅子利用も可能だが、最上階へは対応していない。
- 11:15
Champ de Mars
エッフェル塔の足元からエコール・ミリテール(陸軍士官学校)まで続く長い芝生の公園——塔を眺めながらピクニックを楽しむ、パリで定番のスポットだ。特に夕方には地元の人々がブランケットを広げる。パリのほとんどの公園と違って柵で閉じられることがなく、昼夜を問わず開放されている。
- 12:15昼食 Les Cocottes
かつての「カフェ・コンスタン」があった場所から数軒先にある、鋳鉄鍋(ココット)料理のビストロ(元の店はその後、経営者と店名が変わっている)。牛頬肉の煮込み、仔牛肉のブランケット、田舎風パテといった南西フランス風の食べ応えある料理が、調理に使った鍋のまま供される。正午からおよそ23時まで、毎日休みなく通し営業しているため、厳密なフランス式ランチ・ディナーの時間帯を外れても頼りになる。ディナーは予約推奨だが、飛び込みでの来店もおおむね対応可能。
- 13:15Musée du Quai Branly – Jacques Chirac (World Cultures Museum)
ジャン・ヌーヴェル設計のこの建物には、アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカの先住民族・非西洋美術と工芸品の傑出したコレクションが収められ、緑豊かな庭園の上に浮かぶ一本の長い展示回廊にテーマ別に展示されている。月曜休館(春の学校休暇期間中の月曜のみ開館)。木曜は夜22時まで、それ以外の曜日は19時まで開館。日時指定チケットはオンラインでの事前予約がおすすめ。館内は全館エレベーターでアクセス可能な段差なしの設計。
- 15:30
Trocadéro & Palais de Chaillot
シャイヨー宮の弧を描く二つの翼に挟まれたテラスからは、エッフェル塔を正面から捉える定番の写真が撮れる。特に夕暮れ時や、毎正時に塔がきらめく夜がおすすめ。宮殿内には建築・文化財博物館(シテ・ド・ラルシテクチュール)と海洋博物館が入る。眼下の広場と庭園は無料で終日開放されている。
- 16:20Rue Cler (Market Street)
肉屋、鮮魚店、チーズ店、青果店、パン屋、ワインショップが3ブロックにわたって軒を連ねる歩行者専用の市場通り——腰を据えて食事するというより、歩きながらつまみ食いを楽しむ典型的なパリの市場通り。パリの家族連れが週末の食材を買い求める土曜の午前と日曜の昼過ぎまでが最も賑わい、写真映えもする。多くの店は月曜休業または営業時間を短縮する。入場料は不要——歩いて、つまんで、界隈の日常を眺めるだけでよい。
- 17:30夕食 La Fontaine de Mars
1908年創業、赤白チェックのナプキンが並ぶビストロ。クレール通りを少し外れた小さな広場に佇み、鴨のコンフィやカスレ、フォワグラといった南西フランスの定番料理を提供する。人気店のため、特にディナーは予約が欠かせない。
6日目Opéra & Grands Boulevards周辺 — 美術館の一日パリ、8スポット
シャルル・ガルニエ設計の壮麗なオペラ座を中心に、ガラス屋根に覆われた19世紀のショッピングパッサージュが広がる街区——モザイクの床が美しいギャルリー・ヴィヴィエンヌ、ガス灯が灯る最古のパッサージュ・デ・パノラマ——そしてギャルリー・ラファイエットの頂きにあるドーム型ステンドグラスのティールームもここにある。昼はオスマン様式の大通りとデパートのショーウィンドウ巡り、夜はオペラ帰りの客が周辺のブラッスリーを埋め尽くす。
- 08:30Passage des Panoramas
1800年建設、パリ最古のパッサージュであり、1817年に市内で初めてガス灯が灯された公共空間でもある。切手商や絵葉書商、彫版師、そして枝分かれする側廊(フェイドー、モンマルトル、サン=マルク)にひっそりと構える小さなレストランを見て歩きたい。入場無料で毎日長時間開いているが、個々の店の多くは日曜休業。
- 09:20Galerie Vivienne
パリの19世紀のパッサージュの中で最も優雅とされ、モザイクタイルの床とガラス張りの天窓は1826年にさかのぼる。1980年代の再生以降、ジャン=ポール・ゴルチエのブティックもテナントの一つとして入っている。開場時間中はいつでも無料で通り抜けられ、パッサージュ内のカフェや書店が開く前の早朝が最も静か。
- 10:00
Palais-Royal Garden
ルーヴル美術館から北へ一区画、統一感のある18世紀のギャラリーとアーケード街に囲まれた静かな庭園。入口の中庭には、ダニエル・ビュランが1986年に手がけた「ビュランの円柱」——高さの異なる260本の白黒縞模様の柱——があり、パリで最も撮影される現代アート作品のひとつとなっている。入園無料、毎日午前7時開園。
- 11:00Museum of Decorative Arts
世界最大級の装飾美術コレクションのひとつ——家具、ファッション、ガラス工芸、宝飾品、グラフィックデザインなど100万点を超える所蔵品——がリヴォリ通りに面するルーヴル美術館のマルサン翼に収められている。月曜休館。木曜の夜は21時まで開館時間を延長。全ギャラリーがエレベーターでアクセス可能で、リクエストによりクロークで車椅子を無料で借りられる。
- 12:45昼食 Chez Georges
ヴィクトワール広場近くにある、木の羽目板と鏡張りの内装が印象的な正統派ビストロ。仔牛の頭肉やハーブ入りの鶏レバーテリーヌ、名物のグリルしたターボット(平目)といった濃厚な定番料理を、充実したワインリストと合わせて楽しみたい。座席数が少なく小さな食堂はすぐに埋まるため、事前予約が必須。土曜・日曜休業、加えて毎年8月はおよそ3週間休業。
- 13:45
Louvre Museum
世界で最も来館者数の多い美術館で、《モナ・リザ》や《ミロのヴィーナス》、そしてナポレオン中庭にあるI.M.ペイ設計のガラスのピラミッド入口で知られる。毎週火曜休館。特に繁忙期はピラミッド前の行列を避けるため、オンラインで日時指定チケットを早めに予約しておきたい。
- 16:00
Bourse de Commerce – Pinault Collection
18世紀のかつての穀物取引所を改装したドーム建築の中に、フランソワ・ピノーの現代美術コレクションが収められている——修復されたガラスの円形天井と円形フレスコ画を背景に、ウルス・フィッシャーやデイヴィッド・ハモンズといったアーティストによるインスタレーションが入れ替わりで展示される。火曜休館。金曜は21時まで開館し、毎月第1土曜は無料の夜間開館がある。全館車椅子対応で、受付では車椅子や折りたたみ椅子の貸し出しもある。
- 17:45夕食 Caffè Stern
かつての彫版工房「ステルン」の店内をそのまま活かした洗練されたイタリアン・トラットリア。金縁の鏡、天井画、大理石のカウンターは19世紀からほぼ手つかずのまま残る。ヴェネツィア風に寄せた季節替わりのメニュー(リゾットや自家製パスタ)はミシュランガイドにも掲載されている。日曜・月曜休業、8月も数週間休業——いずれにせよ事前予約を。
7日目Montmartre — 観光の一日パリ、10スポット
急な石段とカフェテラスが連なる丘の上の芸術家村。サクレ・クール寺院の白いドームが頂を飾り、パリ随一のスカイラインの眺めが広がる。
- 07:40宿をチェックアウト
- 08:00朝食 Ten Belles
パリで評価の高いスペシャルティコーヒー焙煎所の1号店で、運河から1ブロックの角地に数卓のテラス席を構える。シングルオリジンのエスプレッソ、天然酵母のペストリー、そして日替わりの小さなメニューにはサラダとフォカッチャサンドがあり、ほとんどの日は本格的なヴィーガンの選択肢もある。店内は狭く、週末のブランチタイムは立ち見になることも多い。
- 08:30
Place des Abbesses
モンマルトルの丘の麓に広がる広場で、パリのメトロ全体でオリジナルが現存する2つだけのエクトール・ギマール設計アール・ヌーヴォー様式ガラス屋根のひとつ(アベス駅)に縁取られている——数え切れないほどの絵はがきや映画『アメリ』でもおなじみの光景だ。アンティークのメリーゴーラウンド、ウォーレスの飲み水噴水、カフェテラスがあり、丘を上り下りする途中に無料で一息つける場所となっている。広場自体は平坦で舗装されており、地上から段差なしで到達できる。地下のメトロホームはパリでも屈指の深さで、螺旋階段ではなく2基のエレベーターでのみアクセス可能。
- 09:05
Place du Tertre
モンマルトルの古い村の広場で、約140人の公認ストリートアーティストが肖像画を描いたり、イーゼルでキャンバスに絵を描いたりする光景は、ベル・エポックの時代からほとんど変わっていない。ツアー団体やレストランの客引きで広場が埋まる前に、画家たちが準備を始める早朝に訪れたい。
- 09:50
Sacré-Cœur Basilica
パリで二番目に来訪者の多い名所。白いトラバーチンのドームがモンマルトルの丘の頂に輝き、正面の階段からはパリ市街を一望できる無料の絶景が広がる。バジリカ聖堂自体への入場は無料だが、ドームまでの300段の階段を登るには別料金が必要で、開放時間も短めの季節営業となる。
- 10:50
Museum of Montmartre
ルノワールやユトリロがかつて暮らし、絵を描いた17世紀の邸館。印象派の画家たち自身が描いた庭園を中心に、モンマルトルのボヘミアンな芸術の歴史を伝える。パリのほとんどの美術館と違い年中無休。正面入口には階段があるため、車椅子利用の場合は庭園と企画展ギャラリーのみ見学可能(スタッフに頼んで側面ドアを開けてもらうとよい)。
- 12:35昼食 La Maison Rose
モンマルトルで最も写真に撮られる建物——石畳の角に建つ、淡いピンク色の1900年代の家屋で、かつてピカソやユトリロが通った場所。現在はビストロとして、季節替わりの短いフレンチ・イタリアンメニューを提供し、ヴィーガンやグルテンフリーの選択肢もある。小さく人気の店なので、公式サイトから数日前に予約を。飛び込みでの来店はほとんど断られる。月曜・火曜休業。
- 13:35Rue de l'Abreuvoir & the Montmartre Vineyard
モンマルトルで最も美しい小径として広く知られる、蔦に覆われた壁と古い街灯が並ぶ石畳の坂道——ラ・メゾン・ローズの前を通り抜け、屋根越しにサクレ・クール寺院のドームが見渡せる。並行して走るリュ・デ・ソールにはクロ・モンマルトルのブドウ畑があり、ブドウの木はフェンス越しに見えるものの、区画自体は施錠されており、10月のブドウ収穫祭や文化遺産の日以外は立ち入れない——それ以外の時期はモンマルトル美術館経由で予約する有料ガイドツアーでのみ見学可能。石畳と坂道のため歩きやすい靴での散策がおすすめで、段差なしのルートはない。
- 14:10
Halle Saint-Pierre
モンマルトルの丘の麓に立つ、鉄とガラスでできた19世紀の市場ホールで、現在はアール・ブリュット(アウトサイダー・アート)やナイーブアート、ポップカルチャーをテーマにした展示のパリの拠点となっている——印象派・観光地というこの界隈のイメージとは対照的な存在だ。パリの美術館としては珍しく、定休日なしで年中無休。チケット売り場とカフェは閉館の1時間前に営業を終えるため、その点を踏まえて訪れたい。段差なしのアクセスと対応トイレを完備し、障害者は割引料金が適用される。
- 15:55
Moulin Rouge
1889年からピガール地区のナイトライフを象徴してきた、赤い風車とカンカン踊りのキャバレー。多くの旅行者は大通りからライトアップされたファサードを撮影するだけで済ませる。ディナー付きのショーは別料金で、事前予約が必要な高額な催し(1人あたり約100ユーロから、開場19時、公演は21時と23時)。
- 17:30夕食 Hôtel du Nord
マルセル・カルネ監督の1938年の映画にその名と、文化財指定を受けた1930年代のファサードを提供した運河沿いのカフェ・レストラン——建物がホテルとしての営業をやめてから数十年が経つ今も、サン・マルタン運河の映画的な名声と最も結びつく住所であり続けている。金曜・土曜の夜はライブジャズが食堂を満たすことが多く、特にその時間帯は運河を望む席を事前予約しておきたい。